セゾン資産形成の達人ファンドもノーロードで、信託報酬は0.567%となっています。ただし、セゾン・バンガードと同じくファンドオブファンズ形式で、さわかみファンドとバンガードのジャパン・ストック・インデックス・ファンドに50%ずつ投資するされます。設定当初は上記2ファンドへの投資ですが、今後は海外株式ファンドへの追加投資も検討されているようです。
元ファンドの運用コストがかかってくるので、国内株式インデックス・ファンドより信託報酬が高め(目論見書には明記されていませんが、バンガードが0.50%、さわかみが1.05%なので信託報酬と合計すると1.3%程度でしょうか)になってしまいますが、セゾン・バンガードと同様に1万円以下(5,000円以下1,000円単位)の積み立てが可能です。例えばセゾン・バンガードを1万円、セゾン資産形成の達人を5,000円という積み立てだったら、合計の運用コストは年間1%以下となり、十分低コストといえそうです。単独の国内株式ファンドとしては、信託報酬の面でそれほど魅力を感じていなかったのですが、こういった使い方が隠されていたわけですね。
月額1万5,000円の積立でも、仮に6%のリターンで積み立てるとしたら、30年後には1,500万円を越えます。月額3万円以下の積み立て用としては、マネックス資産設計ファンド(育成型)という選択肢もありますが、低コストのバランス型ファンドが増えてきたのはいいことですね。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドを2:1で組み合わせた場合、アセットアロケーションは、
国内株式 37.33%
国内債券 6.00%
海外株式 29.33%
海外債券 27.33%
となります。前のエントリーのグラフ(3)では、個人向け国債を想定してリスクフリーレートを1%に設定しましたが、資本市場線(無リスク資産のリターンとポートフォリオのリスク・リターンを結んだ直線)は、効率的フロンティアとの接線にかなり近似しています。つまり、この2ファンドと個人向け国債を組み合わせれば、効率的フロンティアと無リスク資産の接線ポートフォリオに近い高度な運用で、リスク・リターンをコントロールすることが、数万円といった少額から可能になってくるのではないでしょうか。
例えば、2ファンドの合計で1万5,000円と、個人向け国債1万円を組み合わせた場合、
リスク 6.58%
リターン 3.44%
というミドルリスク・ミドルリターンに抑えられることになります(グラフ上の▲のポイント)。

自分のような投資初心者が、たかだか2万5,000円の投資を現代ポートフォリオ理論で検証するのもなんだか可笑しいですが、すごい時代になったものです。投資する前から目論見書だけで勉強させてもらって、十分元が取れた気分です。