2007年06月15日

年金積立金管理運用独立行政法人のアセット・アロケーション

世間では社保庁による年金記録紛失の問題が真っ盛りですが、たまたまブルームバーグを見ていたら年金積立金管理運用独立行政法人の理事長がインタビューされておりました。そこで触れられていたのが、年金積立金の政策アセットミックス、要するにアセット・アロケーションです。

平成20年度末の目標は、

国内債券 67%
国内株式 11%
外国債券 8%
外国株式 9%
短期資産 5%

となっています。

年金資産の場合は大きなリスクは取れないでしょうから、短期資産5%のほかは、ざっくり国内債券7割(財投債の比率が高いのが気になりますが)、国内株式、海外株式、海外債券が各1割といった構成でしょう。ブルームバーグのインタビューでも、オルタナティブ資産への投資は否定してましたし、保守的なポートフォリオの代表例かもしれませんね。

ついでに年金積立金管理運用独立行政法人のサイトをざっくり見てみました。年金については、もちろん記録紛失の問題も大きいのですが、それより「これから先の少子高齢化で、本当に給付できるのか?」というのが最大の課題だと思います。

制度改定で、
(1)国庫負担を1/3から1/2に増加
(2)現在年間給付の5年分程度ある積立金を徐々に取り崩す(100年後には1年分程度に)
といった対策が行われているようですが、これだけでは不足でしょうから、
(3)あとは年金積立金の運用で何とかしろ
となるわけです。

「公的年金制度は絶対につぶれない。そのわけは‥‥」にも「給付を減らして運用で増やすから大丈夫」と書いてあります。

運用といっても保守的なポートフォリオにならざるを得ませんし、積立金はどんどん減っていくわけで、あてになりそうにはありません。ますます個人の資産運用が重要になっているようです。

リンク
年金積立金管理運用独立行政法人
年金積立金運用の資産構成割合(PDF)

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(Position Talk にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form

Recent Entries

  1. EAFEインデックスの数少ない欠点
  2. イー・トレード証券の「スゴ6」ってどうよ?
  3. 海外ETFへの追加投資を実施
  4. ドル円110円台突入!
  5. 本格的なドル安?
  6. イーバンク銀行ってどうよ?
  7. キャピタル世界株式ファンドを買ってみた
  8. 10月分の海外ETF投資
  9. 国内株式ポジション(ほとんど)解消
  10. 海外ETF分配金の再投資
  11. 9月の投資状況
  12. 8月の投資状況まとめ
  13. いったん様子見モード
  14. イー・トレード証券がFXのスワップポイントを大幅変更
  15. 8月前半の投資状況
  16. はじめてのFX
  17. 海外ETFの追加投資
  18. ドル安株安キターッ!
  19. はじめてのEEM
  20. 1ドル120円割れへ?
  21. 投信スーパーセンターでのドルコスト投資状況
  22. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(3)
  23. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(2)
  24. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(1)
  25. 7月分の海外ETF投資を実施
  26. 国内株式取引の反省
  27. MMFかFXか?
  28. ダウ14,000ドル
  29. 今度こそ海外ETFが東証に上場?
  30. 金ETFが8/10に大証上場
  31. 米国以外の世界債券ETF
  32. ソニー銀行の活用法
  33. 米国株式に警戒信号?
  34. 海外ETFの分配金課税
  35. ドルMMFに追加資金投入
  36. 最近3ヶ月の運用成績
  37. イー・トレード証券が海外ETFの取り扱いを正式発表
  38. とある厚生年金基金のアセット・アロケーション
  39. 企業年金連合会のアセット・アロケーション
  40. 年金積立金管理運用独立行政法人のアセット・アロケーション
  41. 『日本経済のリスク・プレミアム』山口勝業
  42. 『円の足枷』安達誠司
  43. 『ウォール街のランダム・ウォーカー(原著第9版)』バートン・マルキール
  44. 楽天証券の海外ETFに債券・米国不動産ETFが追加
  45. 野村證券の「ファンドラップ」
  46. 『お金をふやす本当の常識』山崎 元
  47. 『内藤忍の資産設計塾』内藤忍
  48. イー・トレード証券の海外ETF
  49. 『臆病者のための株入門』橘玲
  50. 証券大手5社だけで年間5,100億円の手数料収入