2007年06月19日

イー・トレード証券が海外ETFの取り扱いを正式発表

日経新聞でも報道されていたそうですが、ようやくイー・トレード証券も海外ETFの取り扱い開始を正式発表しました。

海外ETFの取扱い開始のお知らせ

今日から注文が可能になっているので早速画面を見てみましたが、多機能チャートも使えてなかなか使いやすそうです。これまで楽天証券で海外ETFを購入するときには、Yahoo.comのチャートを見ながらだったので、これは便利かも。また、ポートフォリオが使えるので損益管理もやりやすそうです。取り扱い手数料が楽天証券よりも安い点や、配当がドル建てなのもさることながら、こういった機能の充実もうれしいところです。

まだ外国株式の口座開設が済んでいないのと、1ドル120円以下で確保しておいた手持ち資金が残り少ないので、実際の取引はもう少し先になりそうですが、海外ETFの投資環境がますます充実してきたようです。

下記のエントリーにTBさせていただきました。
イートレ、海外ETF取扱開始を正式発表!
海外ETF販売開始をイートレードが正式発表

2007年06月15日

とある厚生年金基金のアセット・アロケーション

次に見てみたのは、現在加入している厚生年金基金のアセット・アロケーションです。現在の政策アセットミックスは06年度末に見直されたものです。

国内債券 16%
国内株式 19%
外国債券 31.29%
外国株式 18.71%
短期資産 5%
オルタナティブ資産 15%

外国債券と外国株式の合計が50%あるのと、オルタナティブ資産の割合が高いのが特徴でしょうか。年金積立金管理運用独立行政法人や企業年金連合会と比べると、かなりハイリスクなアセット・アロケーションに見えます。05年度のリターンは+19.32%もあって驚いたのですが、06年度は+4.95%と、意外に低いです。

各アセットクラスの実績を確認してみると、最も割合の大きな外国債券クラスが-0.81%で、どうやら為替ヘッジをしているようです。気になるオルタナティブ資産のリターンも、為替とあわせて0.85%で、ほとんどリターンに貢献していません。+18.97%と好調だった外国株式の影響が、最も大きかったようです。

運用形態は、パッシブ運用とエンハンスト・インデックス運用の合計が33%ほどで、アクティブ運用が37.9%、オルタナティブ運用が15.2%と、かなりアクティブ運用に偏っています。2002年度から2005年度の実績を企業年金連合会の運用状況と比較してみると、同じくらいかやや劣る結果だったので、手数料負けになっていないか加入者としては心配になってしまいます。

企業年金連合会のアセット・アロケーション

続いて、厚生年金基金の連合体である企業年金連合会の政策アセット・ミックスを見てみます。企業年金連合会のサイトでは各アセットクラスの期待リターンとリスク、それに相関係数を公開しているのがポイント高いです。

企業年金連合会 政策アセットミックスによると、

国内債券 37%
国内株式 33%
外国債券 7%
外国株式 23%

という配分で、期待収益率4.32%、標準偏差9.17%となっています。円:外貨が7:3というのが標準的なポートフォリオということでしょうか。

また、統計情報として各アセットクラスのベンチマーク収益率も公開されています。

リンク
企業年金連合会
ベンチマーク収益率

年金積立金管理運用独立行政法人のアセット・アロケーション

世間では社保庁による年金記録紛失の問題が真っ盛りですが、たまたまブルームバーグを見ていたら年金積立金管理運用独立行政法人の理事長がインタビューされておりました。そこで触れられていたのが、年金積立金の政策アセットミックス、要するにアセット・アロケーションです。

平成20年度末の目標は、

国内債券 67%
国内株式 11%
外国債券 8%
外国株式 9%
短期資産 5%

となっています。

年金資産の場合は大きなリスクは取れないでしょうから、短期資産5%のほかは、ざっくり国内債券7割(財投債の比率が高いのが気になりますが)、国内株式、海外株式、海外債券が各1割といった構成でしょう。ブルームバーグのインタビューでも、オルタナティブ資産への投資は否定してましたし、保守的なポートフォリオの代表例かもしれませんね。

ついでに年金積立金管理運用独立行政法人のサイトをざっくり見てみました。年金については、もちろん記録紛失の問題も大きいのですが、それより「これから先の少子高齢化で、本当に給付できるのか?」というのが最大の課題だと思います。

制度改定で、
(1)国庫負担を1/3から1/2に増加
(2)現在年間給付の5年分程度ある積立金を徐々に取り崩す(100年後には1年分程度に)
といった対策が行われているようですが、これだけでは不足でしょうから、
(3)あとは年金積立金の運用で何とかしろ
となるわけです。

「公的年金制度は絶対につぶれない。そのわけは‥‥」にも「給付を減らして運用で増やすから大丈夫」と書いてあります。

運用といっても保守的なポートフォリオにならざるを得ませんし、積立金はどんどん減っていくわけで、あてになりそうにはありません。ますます個人の資産運用が重要になっているようです。

リンク
年金積立金管理運用独立行政法人
年金積立金運用の資産構成割合(PDF)

2007年06月13日

『日本経済のリスク・プレミアム』山口勝業

『内藤忍の資産設計塾(実践編)』にヒストリカルデータを提供していたのがイボットソン・アソシエイツ・ジャパンで、『日本経済のリスク・プレミアム』の著者である山口勝業氏はその社長です。「ファイナンス業界の黒幕(大ボス)登場!」といった雰囲気ですが、本書のカバーに記されたプロフィールによれば、「大学時代は社会学と社会心理学を専攻し、シンガー・ソングライターをめざすが、就職面接前日の新人コンテストで敗退して日本長期信用銀行に就職」とずいぶんファンキーなおっさんです。とはいえ長銀時代にMBA留学し、日米両国でファンドマネージャーの実務経験があるなど、実務とアカデミックな面の両方に精通した人のようです。

本書の内容は、日本の株価、金利、為替の長期データから、リスク・プレミアムを定量的に検証したものです。その中でもっとも衝撃を受けたのは、日本の株式について「わが国では70年代半ば以降30年間にわたって、サプライサイドから推計したリスクプレミアムはほぼゼロであった」と結論づけている点です。つまり、投資家にとっては「失われた10年」ではなく「失われた30年」であり、株式なんぞに手を出しても、長期国債のような無リスク資産以上のリターンを見込めない時代が、2003年まで続いていたということです。

もちろん、2003年からのリバウンド局面や、2005年の大幅上昇もあったわけですが、これが日本経済の構造変化を示すのか、それとも単なるリバウンドやボックス内の循環局面なのかは予断を許さないところです。

気軽に読むには定価が高めの本ですが、業種要因を除いたバリュー株・小型株のリスク・プレミアム検証など、興味深い内容がぎっしり詰まっています(本書の元になったレポートの一部は、イボットソン・アソシエイツ・ジャパンのサイトで公開されています)。今年読んだ本の中ではいまのところベストです。

リンク:
イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
わが国産業の株式期待リターンのサプライサイド推計(PDF)

日本経済のリスク・プレミアム―「見えざるリターン」を長期データから読み解く
山口 勝業
東洋経済新報社 (2007/03)
売り上げランキング: 132954

『円の足枷』安達誠司

2003年以降のデフレ解消局面は、財務省による大規模なドル買い介入と日銀の量的緩和という事実上のリフレ政策によってもたらされたが、これは日銀の政策転換を示したものではなく、日本の政策担当者には円高を是とする考え方が根強くあり、それが早すぎる量的緩和解除・ゼロ金利解除につながり、デフレからの完全脱却を阻害する要因になっている、というのが本書の主張です。

一見リフレ派(あるいはインタゲ派)の単純な主張にも見えますが、デフレが解消していない状況で、物価動向に先行した利上げやマネタリーベースの伸び率鈍化は続くのか、1ドル125円を越えるような局面で(財務省の)為替介入が発動されるのか、といった点は、為替や金利の動向を理解するうえで重要なポイントになるのではないでしょうか。

為替変動の国際分散投資への影響は、長期的にはニュートラルなのでしょうが、短期的なリターンや投資タイミングの判断には影響を与えます。その意味で、日頃の金融ニュースを読むときの背景分析として注目できる主張だと思いました。

円の足枷―日本経済「完全復活」への道筋
安達 誠司
東洋経済新報社 (2007/02)
売り上げランキング: 199915

『ウォール街のランダム・ウォーカー(原著第9版)』バートン・マルキール

インデックス投資派の「聖典」に最新版が刊行されました。

第10章「行動ファイナンス派の新たな挑戦」、第13章「投資家のライフサイクルと投資戦略」を加えて、全体の30%ほどが新しくなっているとのことなので、早速読んでみました。

旧版を読んだ当時は海外投資の環境も整っておらず、国内株式へのインデックス投資には確信が持てない状況でしたが、井出正介氏の訳者あとがきにある「わが国の投資家にとってもっぱら啓蒙の書であった『ウォール街のランダム・ウォーカー』が、ようやく投資実践のためのバイブルになったのである」というのが実感できる投資環境になってきました。

もっとも、著者は「セミストロング型と特にストロング型の効率的市場理論に対する煮え切らない姿勢がたたって、私はいくつかの学者集団からは破門同様の扱いを受けている」そうで、個別株投資やアクティブファンド選択についてのアドバイスも最終章で記述しています。

13章「ライフサイクルと投資戦略」は興味深く読んだものの、本書にあるような年齢(および投資期間)に応じたアセット・アロケーション構成よりは、山崎元氏の『お金を増やす本当の常識』にある「取ることのできるリスクの大きさを決めるものは、主として財産的な余裕の大きさ」という主張のほうが妥当ではないかと思いました。

ともかく、個人投資家にとっては『聖典』であり『原典』ですから、受け売りの本を何冊も読むくらいなら、本書を読んでおいて損はないと思います。

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
バートン マルキール 井出 正介
日本経済新聞出版社 (2007/05/25)
売り上げランキング: 746

楽天証券の海外ETFに債券・米国不動産ETFが追加

海外ETFではすっかり楽天証券が独走してます。矢継ぎ早のラインアップ拡充で、今回は下記の4銘柄が追加されました。

米国株式取扱銘柄(海外ETF)追加のお知らせ(楽天証券)

iSHARES LEHMAN AGGREGATE BOND (AGG)
iSHARES NASDAQ BIOTECHNOLOGY(IBB)
iSHARES DOW JONES US REAL ESTATE(IYR)
iSHARES LEHMAN TIPS BOND(TIP)
一時は見送られたかと思われた海外債券ETFですが、米国中期債とインフレ連動債のETFが登場。また、米国不動産インデックスのETFも追加されました。

米国不動産の先行きはよくわかりませんが、長期債の金利は5.25%を越えてますし、インフレ懸念から金利も上昇傾向で、中期債/インフレ連動債は注目していこうと思います。

為替動向を見てボンド・セレクト・トラストに突っ込むつもりで野村に入れていた資金も動かすかな?

下記のエントリーを参考にしました(みなさん情報早すぎ)
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
ホンネの資産運用セミナー

2007年06月10日

野村證券の「ファンドラップ」

自社株の売却代金をMRFに入れっぱなしにしていたら、野村證券の担当が「ファンドラップ」の営業をかけてきました。ホームページの商品説明を読んでも総額コストがわからないので申し込むつもりはありませんでしたが、「とにかく提案だけでも」ということなので、調査票を送り返して提案書をもらいました。

調査票の記入内容は、
・投資期間10年
・許容損失20%
・為替ヘッジなし
・オルタナティブ運用も許容
・分配金再投資
・投資顧問料は実績報酬併用制
です。

提案されたポートフォリオは、
・国内株式 26.5%
・国内債券 1%
・外国株式 7.50%
・外国債券 36%
・REIT    25%
・オルタナティブ 4%
・期待リターン4.81%
・予想リスク9.70%
というものでした。

肝心のコストのほうです。
・元ファンドの販売手数料はなし
・元ファンドの信託報酬はやや安め
ではありますが、それぞれの資産クラスの信託報酬を投資比率で加重して合計し、ファンドラップ手数料と投資顧問料を加えると、年間2%を越えてしまいます。

リスクは100%個人投資家に押し付けて、期待リターンの40%以上、あるいは顧客が損失しても総資産の2%を毎年いただく、という商品でありました。いやこれはまったく、野村證券にとってはすばらしい商品ですな。

ホンネの資産運用セミナーさんにTBさせていただきました。

2007年06月09日

『お金をふやす本当の常識』山崎 元

・長期投資でもリスクは減らない
・ドルコスト平均法を信じすぎるな
・株価指数を知りパッシブ運用に注意

と、個性的な主張をブログでも展開されていて興味をもったので読んでみました。ところどころ「?」となるところはありましたが、家計のP/L、B/Sの作成や許容リスクの考え方(年齢ではなく財産的な余裕で決まる)は参考になりました。すべてをこの本のとおりにしようとは思いませんでしたが、アセットアロケーションの一部は個別の個別株式で運用しようと思ってますので、その点で役立てたいと思います。


お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール
山崎 元
日本経済新聞社 (2005/10)
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『内藤忍の資産設計塾』内藤忍

もう少しアセットアロケーション関連の本を読みたくなって、実践編とあわせて読み始めました。

マネックスの取り扱い商品に偏っているのではないか、という意見もありますが、内容は十分納得のいくものです。

・各資産クラスのリスク・リターンと相関係数を独自に示している
(実践編ではイボットソン・アソシエイツ・ジャパンの長期データを公開)
・アセットアロケーションを実践するための具体的な商品を説明
(そのまま真に受けるのではなく、考え方として参考になります)
・なにより、資産形成のための基本的な考え方がわかりやすい
(あくまでも「人生の目標」が優先)

という点で、大いに参考になりました。


内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法
内藤 忍
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内藤忍の資産設計塾 実践編 ―自分も資産も成長する新・資産三分法
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イー・トレード証券の海外ETF

ホンネの資産運用セミナーで知りました。イー・トレード証券には国内株式の口座しか作っていなかったので、海外ETFの取り扱い開始に備えて外国株式と米ドルMMFの口座開設手続きをしました。

『臆病者のための株入門』橘玲

『みんなの投資』の次に感心したのがこの本です。投資手法をインデックス投資、トレーディング、バリュー投資の3種類に分類したうえで、8割程度をインデックス投資、残りをトレーディングまたはバリュー投資、という提案をしています。また、「正しくないことをする自由」を求めて、著者がこの方法を実践していないというポジショントークもされています。このあたりを理解するには、小説『マネーロンダリング』などこの著者の他の作品を読んだり、海外投資/デイトレードの実践を始めた人たちのチャレンジの歴史をネットから探してみるのがいいかもしれません。

著者は1990年代から海外投資を実践していた人ですから、インデックス投資の手法についても、
・各国証券取引所の時価総額比率でインデックスに投資する世界株式ポートフォリオが基本
・海外証券会社を利用してETFを購入すれば、国内の投資信託よりさらに低コスト
として紹介しています。

特に、SPY(スパイダーズ、ETFの元祖でS&P500指数に連動)とEFA(MSCI EAFE指数に連動、アメリカ以外の先進各国の総合インデックス)の2本に等金額投資するだけで、世界全体に投資できる、というのは目からウロコが落ちる思いでした。

海外証券会社しか手段がなければ、ちょっと敷居が高すぎて実践はしにくいですが、国内でも楽天証券が海外ETFの取り扱いを始めたことや、他の証券会社の店頭でも扱っていることをホンネの資産運用セミナーで知り、有力な手段として検討することにしました。


臆病者のための株入門
橘 玲
文藝春秋 (2006/04)
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2007年06月07日

証券大手5社だけで年間5,100億円の手数料収入

気になる記事が2本ほど

主要証券5社の手数料収入、投信関連が株式上回る

東証参加証券110社の前期、純利益が半減

株取引は手数料の安いネット証券の利用が当たり前になったわけですが、それに代わって投資信託の販売手数料と信託報酬が、大手証券の収益の柱になっているようで。

しかし、大手5社の合計だけで年間5,100億円ですから、銀行や郵便局の窓口販売分も含めたら、いったいどれだけの金額になるんでしょう?

こうした手数料は長期のリターンを劇的に悪化させることになるので、それほど長続きする商売とも思えませんが。

2007年06月04日

企業型確定拠出年金(401K)の活用

『みんなの投資』を読んだ当時は、海外債券インデックスファンドはソニー銀行でしか販売していない状態でした。本当にそうなのかと思ってモーニングスターを見てみましたが、ソニー銀行以外はすべて「確定拠出年金専用」となっています。

そういえば、勤め先で確定拠出年金制度が導入されたのは知っていたものの、ログインもせずに放置したままだったので、この機会に調べてみることにしました。

確定拠出年金のメリット
・分配金に対する課税がなく、複利のメリットが最大限にいかせる
・海外株式/海外債券インデックスなど優良ファンドが充実(しかもノーロード)
・1万円以下でも複数の投資信託に分散投資が可能

デメリット(企業型の場合)
・月々の積立金額が少ないので、これだけでは十分な資産形成は不可能
・基本的に、定年までは引き出せない
・リバランスや積立内容の変更は、月1回

個人型の確定拠出年金は企業型よりも高額の積立が可能ですが、個人事業主の場合は、急に運転資金が必要になる場合を考えると、それほど高額の積立はできないと思います。その点では、制度に矛盾があるように感じますので、サラリーマンに自己拠出の追加を認めたり、個人型でも非常時には課税後に引き出せるようにするなど、制度は改善してほしいところです。

自分の確定拠出年金の話に戻りますが、うちの勤務先の場合、退職金制度をすべて適格年金にしたあとで確定拠出年金に移行したので、(年金以外に退職金が期待できる)世間の優良企業とは異なり、確定拠出年金の結果が、期待できる退職金のすべてです。

これまでの積立内容を見てみると、数年かけて行われた適格年金からの移行は終了しており、すべて定期預金になっていました(約300万円)。これと、毎月1万数千円の拠出金の配分を考えるわけです。

本来なら、まとまった金額のアロケーション変更は数回に分けて行うほうがいいのでしょうが、面倒なので一度に定期預金から投資信託に移行してしまいました(それでも満期になっていない定期預金があったりして2割ほどは翌月の変更になりましたが)。

誤算だったのは、勤務先の確定拠出年金に、外国株式のインデックスファンドがなかったことです。その代わりに、「バリュー型」となっている外国株式アクティブファンドが2種類ありましたので、モーニングスターで実績を確かめて、外国株式クラスは「朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(Avest-E)」に投資しました。

2006年の7~8月に、国内株式:海外債券:海外株式=4:4:2で投資を始め、2007年3月末までに10%以上のリターンがありました。世界同時株安でも目立った下落はなく、十分安心できる運用状況です。

ただ、月次の積立金額が少ないので、3月にアセットアロケーションを見直して国内株式:海外債券:海外株式=1:1:1になるようにリバランスを行いました。

『みんなの投資』藤田郁雄

投資関連の本を読み漁り始めたわけですが、(主に翻訳書で)良書は多いものの、実践に役立つものはほとんどありませんでした。そんなときに手にしたのがこの本です。

『みんなの投資』サポートサイト

個人的によいと思ったところは以下の点です。

・著者が自分のポジションを明らかにして書いている
金融ビジネスに利害関係のない個人投資家だから、中立的な立場で個別の金融商品に踏み込んで具体的な手段まで提案できている

・海外債券インデックスファンドの活用
効率的なアセットアロケーションを実現する上で、海外債券クラスへのローコストな投資がボトルネックになっていることがよく理解できた

・シンプルかつ具体的な提案内容
掲載内容がかなり絞り込まれていて、「なるべくリスクを抑えて初心者でも投資を始められるようにする」という点で、実践的なものに仕上がっている

というわけで、投資を始めるにあたってはかなり参考にさせていただきました。

みんなの投資 投資信託でゆっくり確実に資産をつくろう!
藤田 郁雄
ダイヤモンド社 (2006/04/21)
売り上げランキング: 2742

2007年06月03日

これまでの経緯

2006年
 1月ごろ なんとなく不動産購入と金融資産の見直しを考え始める。
 2月~4月 物件情報を収集するとともに、投資関連の本を読み漁り始める
 5月 一戸建てかマンションか迷った挙句、マンションの購入を決める
 6月~8月 『みんなの投資』を参考に、まず企業型確定拠出年金(401K)で実践を始める。あわせて証券会社(野村證券、イー・トレード証券)とソニー銀行で口座を開設し、従業員持株会から単位株を引き出す。が、株価低迷により売却の決心つかず
 ~12月 株価が上向いてきたので売却タイミングを考え始める

2007年
 1月 住宅ローンや引越しなど、もろもろの手配を進める
 2月 コンプライアンス手続きを経て持株を約半分売却。住宅ローン頭金の残りはMRF
 3月 新居に引越し。楽天証券と投信スーパーセンターに口座開設。401Kリバランス。持株の残り半分を売却(MRFに)
 4月 投信スーパーセンターとソニー銀行で投信つみたて開始。イー・トレード証券で国内株式、楽天証券で海外ETFの購入開始
 5月~ 円安+海外株式相場の上昇により、MRFを全額投入する決心がつかないので、当面ドルコスト的に毎月海外ETFを購入しつつ、ポートフォリオの完成を目指してMRFからのスイッチを継続中

というわけで、個別のイベントについては今後つらつら書いていこうと思います。最近の状況に追いつくのはいつになることやら?
 

投資のきっかけ

典型的なサラリーマンポートフォリオ(?)を見直すことにしたきっかけは、以下の3点です。

・証券優遇税制の廃止
従業員持株会を15年ぐらいは続けていますので、ドルコスト平均法の効果でそれなりに含み益がたまっています。証券優遇税制が廃止されると、譲渡所得への課税が2倍(10%→20%)になってしまうので、最低でも税率が上がる前にクロス取引をして含み益を出しておかなければ、余計な税金を収めることになってしまいます(結果的には2008年末まで延長されましたが)。

・不動産の購入
ライフスタイルがどう変わるかわからないので、社会人になって以来ずっと賃貸で生活してきましたが、今後も家賃を払い続けるのも不合理に思えてマンションの購入を決心しました。となると住宅ローンの申し込みとなるわけですが、頭金の確保や金利状況まで、あらためて自分の金融資産の状況を見直す必要が出てきました。

・多少はヒマができた
1週間徹夜が続くようなデスマ案件(というか、そういう仕事の尻拭いを押し付けてくる人たち)とは距離を置くようにしたので、それなりに自由な時間が増えた(その後しっかりと報復査定をくらいましたが)

というわけで、2006年の春から新居を探しつつアセットアロケーションを考える生活が始まりました。

プロフィール

「ポジショントーク」をするからには簡単に自分のプロフィールを書いておきます。

表示名:ポジション★トーカー
・40台に突入した♂しかしまだ独身
・都内の会社に新卒で就職後、そのまま勤務
 ※会社の都合で子会社になったり孫会社になったり会社またいで兼任になったり
・定年を迎えた母親と同居
 ※生活費は出してますのでパラサイトではないです(^^;)
・金融資産の状況
 普通預金(給与振込みとかカードの引き落としとか)
 積立定期(月1万円の積立)
 財形貯蓄(年間30万円までは補助があるので)
 勤務先の従業員持株会(毎月の天引き+奨励金10%)
 勤務先の企業型確定拠出年金(401K)
という典型的なサラリーマンポートフォリオ(?)です。

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